いよいよ春キャンプシーズン到来です。
木々は緑に染まっていき春風がなびく自然の中で、コートも脱ぎ陽光を浴びながらユックリと珈琲を飲む・・・
こんな贅沢な時間を味わえるのが春キャンプです。
とは言え、朝晩はまだまだ冷え込み焚き火で温もりを感じ、星空を見ながらキャンプ飯を楽しめるナイスシーズンなのです。
そんな春キャンプのメリットやデメリット、必要なテントや寝袋を見ていきたいと思います。
春キャンプのメリットは？
- 気温が穏やか
- 新緑や桜を楽しめる
- 野生の動物が活動的になる
- 虫が少ない
- 焚き火が心地いい
春はキャンプを始めるのに絶好のシーズンです。
その理由として寒すぎず熱すぎずと、気温がちょうど良く快適にキャンプが出来るのです。
そして次に、自然が花開き鮮やかな新緑や桜を楽しみ、鳥の鳴き声も溢れてきます。
虫が苦手な人も多いと思いますが、春先はまだ虫も少ないので安心。
もちろん、暖かくなっているとはいえ山や湖畔は程よく寒さも残っているので焚き火を十分に楽しむ事が出来ます。
春キャンプに必要なものは？
具体的に春キャンプが何月～何月とは決まっていませんが、ここでは3月下旬～5月下旬までで見ていきます。
- テント・グランドシート・タープ
- ペグ・ハンマー
- 椅子
- ランタン
- テーブル
- 焚き火台
- 薪・炭・新聞紙
- 着火道具（ライター・バーナーなど）
- 寝袋・インナーシュラフ・マット
- 調理器具（鍋・フライパン・ケトル・包丁・まな板・食器類など）
- クーラーボックス・保冷剤
- 防寒着（脱ぎ着しやすいアウター）
- カイロ・湯たんぽ
- 日焼け止めクリーム
- 雨具（レインコート・長靴）
- 細かい持ち物（軍手・ゴム手袋・トング・タオル・ウエットティッシュ・ごみ袋・着替え・懐中電灯・救急箱・虫よけスプレー）
とくに変わった道具はないですが、春キャンプではまだまだ寒いので注意する事は“寒さ対策”です。
なので春キャンプでは“上着・カイロ・湯たんぽ・日焼け止めクリーム・雨具・虫よけスプレー”は大切です。
日中は暖かくても湖畔や山間部の朝晩はまだまだ寒く、簡単に着たり脱いだりできるアウターやカイロや湯たんぽなども活用して身体を冷やさない様に注意して下さい。
また、春は雨が多いですが、晴れ間は日差しもなかなか強くうっかりしていると焼けてしまうので日焼け止めクリームも必須です。
どれくらいの寝袋が必要なの？
そして春キャンプで悩ましいのが寝袋のスペックです。
これをミスしてしまうと快適に睡眠をとれずに体調を崩すことだって多々あるので寝袋を侮ってはいけません。
結論から言うと、春キャンプの寝袋は“春用または3シーズン用”で大丈夫だと思います。
ですが、寝袋を選ぶうえでの注意点があるので見ていきましょう。
●快適使用温度に注意●
寝袋には『快適使用温度』と『限界使用温度・最低使用温度』があります。
- 快適使用温度：快適に睡眠をとる事が出来る温度
- 限界使用温度・最低使用温度：表示されている温度であればなんとか睡眠が出来る
基本的には“気温-５度～+５度の快適使用温度の寝袋”を使っていれば問題はないと思います。
人によっては寒さに弱い方もいるかと思います。
そんな時の為に、荷物が増えてしまいますがインナーシュラフや毛布を別途で持っていくことをオススメします。
●寝袋の形状●
寝袋は『芋虫タイプのマミー型』と『長方形の封筒型』の2種類があります。
もちろんマミー型の方が顔までスッポリと覆えるので保温性も高く暖かいですが、寝返りをするなど自由度では封筒型の方が勝っています。
●ダウン素材●
寝袋の中綿には『化学繊維』と『ダウン』があります。
- ダウン：軽量・収納サイズが小さい・価格が高い・洗濯が面倒
- 化学繊維：重い・収納サイズが大きい・価格が安い・洗濯しやすい
ダウンの方が保温性も高く暖かいのはいいのですが価格が高く、洗う時もダウン専用の洗剤が必要になってきます。
そして、コット（寝台）を使う方にはあまり関係はないかもしれないですが、化学繊維の方が肉厚で地面の影響を軽減してくれます。
個人的には“マミー型+インナーシュラフ（化学繊維）”がベストではないかと思っています。
終わりに・・・
いかがでしたでしょうか・・・
日中の暖かさとは裏腹に朝晩は寒く、まだまだ防寒対策をしっかりといけないのが春キャンプです。
ことさら寝具を適当に選んでしまうと快適な睡眠が出来ないばかりか体調を崩してしまい、せっかく楽しいキャンプも台無しになってしまいます。
春キャンプは気温も穏やかで虫も比較的少ないのでキャンプデビューにはもってこいなシーズンです。
しっかり対策をして春キャンプを楽しみましょう。
