mont bell(モンベル)は登山を中心としたコアなアウトドアグッズが多く販売されていますが、そんなモンベルから2020年、ついに・・・ついに焚火台が発売されました。
その名も『フォールディング ファイヤーピット』
さすがは登山を中心としたブランドだけあって、持ち運びの携帯性であったり設置が簡単に出来る様にしっかりと考えられて作られています。しかしながら使う人の用途もあり、全てが完璧な物はなく色々とメリット・デメリットがあるのでピックアップしていきましょう。
特徴
最大の特徴としては2次燃焼ができることです。焚火をしている時に煙で目が痛くなることがあると思いますが、焚火台の下から空気の取り込みに加えて、焚火台の上部から更に温まった空気を放出することで2次燃焼を起こしてくれます。2次燃焼ができると薪から発生する煙を2次的に燃やして煙を出にくくしてくれます。また、色々ある焚火台は火床が浅く防風するための囲いがないため、風影響を受けやすいタイプが多いのですが、『フォールディング ファイヤーピット』は火床が深くしっかりと防風してくれます。浅い火床に大きい薪をくべると落ちてしまう可能性もありますが火床が深いとその心配も少なくなります。
2次燃焼とは
2次燃焼とは、1次燃焼(火床で薪を燃やしてでてくる煙)はススがいっぱいの汚い煙です。その1次燃焼で出てきた煙を、焚火台の側面から空気を取り込み暖めた空気を上部から放出することで可燃性のガスが燃え1次燃焼で出た煙を燃やすことです。そうすることで1次燃焼で発生した煙が綺麗なり、更には燃焼効率も上げてくれます。
スペック
使用時サイズ:高さ30㎝×42㎝×22㎝
収納時サイズ:42㎝×5㎝×30㎝
重量:4.1㎏
耐荷重:(約)20㎏
素材:ステンレス鋼
付属品としてスチールの焼き網・収納バックが付いています。
価格
定価は16,900円(税抜き)になっています。
メリット
①持ち運びがしやすく場所をとらない
収納サイズがコンパクト・・・というか薄いと言った方がいいと思いますが、厚さが5㎝は少しの隙間があれば入れて収納しておくことができ、また持ち運ぶ際にも薄いと楽です。
②燃焼温度が高い
二次燃焼は火力が強くなるため水などもすぐに沸きます。
③目が痛くなりにくい
焚火の楽しいですが焚火から出る煙は目に入ると痛くなり大変不愉快なものです。しかし、二次燃焼で煙を燃やし煙の発生を抑えてくれます。
④火の粉が飛びにくい
火床が深いため直接風の影響を受けにくく、二次燃焼のお蔭でしっかりと薪を燃やし切り火の粉が出にくくなっています。
⑤設置が簡単
畳まれている焚火台を開いてロストルを入れて完成です。
デメリット
①価格がやや高い
最近は安い焚火台も多く16,900円は少し高いかもしれません。しかし、機能面を考えるとコストパフォーマンスはいいと思います。
②重い
重量が4.1㎏ありますが、焚火台としては重い部類になると思います。
③火力調整が難しい
火力が強くなりやすいので料理をする時には少し火力調整が必要です。
終わりに・・・
焚火をする時の煙は目が痛くなり、また火の粉は服などに穴が空いたりしてしまいますが、2次燃焼をすることで焚火のデメリットが大きく軽減され純粋に焚火を楽しむことができ素晴らしい焚火台だと思います。
『フォールディング ファイヤーピット』にはオプション品にはなりますがフォールディング ファイヤーピットにはヘビーロストルの『クッカースタンド』があるのあったほうが便利です。