ピーマン

バーベキューでは肉を焼いて食べるのはもちろん、『ピーマン』もかなりの確率で食べる方がおおいのではないでしょうか? しかし、ピーマンは香りが強く苦いためいつも子供が嫌いな食べ物上位に君臨している残念な食材の1つです! 味覚は甘味・酸味・塩味・苦味・(最近は旨味もある)です。甘味や塩味や旨味は人間が生きていくために必要な栄養素が入ってきたことを感じさせ、また腐った物や毒性のあるものは酸味があったり苦味があったりします。つまり味覚というのは味を感じることによって人間が食べても大丈夫なものかどうなのかを判断するためのセンサーであり子供が苦い物や酸っぱい物が嫌いなのは人間としてごくごく普通のことなのです。(子供のおもちゃも飲み込まないように苦くされているものもあるようです) では何故大人になっていくにつれて苦いピーマンやビールなどが美味しく感じるようになるのでしょうか・・・ 先ず一つに『慣れ』です。個人差はありますが、ある程度経験を重ねるうちに『この苦味は食べても大丈夫なものだ』と体が覚えていくとその味を美味しく感じていきます。 二つ目に『味を感じる味蕾細胞の減少』です。人間は大人になるにつれて細胞の減少していき味を感じる感度も鈍ってきます。さらにそこにストレスなども加わると尚更です。すると苦味の感度も減っていき美味しいと感じるようになっていくのであります。 話はそれましたが、今回は子供の嫌われ者『ピーマン』をバーベキューで美味しく食べる焼き方などを紹介していきます。

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ピーマンとは


ピーマンとはナス科のトウガラシに属します。原産地は熱帯のアメリカでありピーマンとはフランス語でトウガラシを『ピマン』と呼びそれがなまったものだといわれています。 一説にはコロンブスが自国に持ち帰り世界に広がり、そこから品種改良などされ現在のピーマンになっていきます。

ピーマンとパプリカの違いは?

大人気ミュージシャン『米津玄師』が作詞作曲したパプリカ・・・ピーマンの形をしているけれどパプリカと名乗っているあれは何なのか? 正解は、ピーマンの一種です!! スーパーなどで売られている緑色のいピーマンは収穫の時期が早い未完熟なもので、完熟していくと赤色や黄色になっていきカラーピーマンなどと呼ばれます。一方パプリカの原産地はハンガリーでありピーマンから苦味をなくし甘く食べやすいように改良したもので、ピーマンに比べて肉厚でサイズが大きいのが特徴です。 また普通のピーマンに比べてパプリカの方がビタミン類・カプサイシン・カロテンなどの栄養素も数倍高くなっています。 どうしてもピーマンが食べれない子供にはパプリカがおすすめです!

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美味しいピーマンの見分け方

あまり気にしないという方には意味がないかもしれませんが、スーパーでも少し気を使うだけで美味しいピーマンを選ぶことができるので紹介していきます。

ピーマンの旬

ピーマンは6月~9月くらいが旬となっています。

なるべく鮮やかでツヤツヤのものが鮮度がよく美味しいです。

茎(ヘタ)

ピーマンはヘタの切り口が変色が早いため切り口にあまり変色のないもの、茎が太いものが美味しいです。 ヘタが5角形よりも6角形の方が成熟速度が違い苦味が少ないといわれていますが、私はあまり違いは感じず・・・

ピーマンの美味しい焼き方

ピーマンの美味しい食べ方は水分を逃がさないことです。 野菜全般に言える事でもありますが、バーベキューなどでピーマンを切って焼いていると水分がとんでしまい苦味成分が残って食べた時に苦いと感じてしまいます。よって結論から言うと、『ピーマンは切らずに丸ごと焼く』が水分も逃げず苦味も抑えられて一番美味しく食べることができます。 家庭でもピーマンの肉詰めをされると思いますが、ピーマンを半分に切って肉を詰めるのではなくピーマンの一部に切り込みを入れそこからある程度中の種を取り肉を詰めていく方がピーマンとしては美味しく食べることができます。(肉に焼き目がつかないので好き嫌いは分かれると思います) 我が家ではピーマンを食べる時はなるべく丸ごと焼いて中の種もそのまま食べています。美味しいですよ!

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