キャンプでの『寝具は結構大切なアイテム』です。
なぜなら、キャンプに行く時は運転だけ見ても長距離を走り、設営・過酷な寒さなどかなりの疲れを蓄積する事になります。
そのため、快適な睡眠をとれるかとれないで、次の日の疲れが格段に違ってくるのです。
たくましい方であれば寝袋だけでも寝る事はできますが、正直に寝袋だけでは地面の影響をモロに受けてなかなかグッスリとは寝付けません。
そこで、銀マットやインフレーターマットを使う事で地面の影響を緩和しグッスリと睡眠をとれます。
ですがキャンプ場ではマットとは別に『コット(簡易的な寝台)』を使っている人も多く見ますが、実際に使っていない人からしたらコットを使うメリットってわからないですよね。
今回はそんなコットのメリットやデメリット、マットとの違いを見ていきましょう。
コットのメリットってなに?
ワークマンのコット、いろいろいいです👍
ダークブラウンを買いましたが、グレーですね🤨#キャンプ #ワークマン #コット pic.twitter.com/oIUqYJNBfQ— ひろ@ソロキャンパー (@solocamper1) January 27, 2024
- 地面の影響を受けにくい(地面の凹凸や冷気・熱気を遮断)
- インナーテントを使わなくてもいい
- 簡易的な荷物置きになる
- ベンチにもなる
- 家でも使える
- 腰痛持ちにはいいかも・・・
コットのメリットとしてはこんなところではないでしょうか。
個人的にこの中での1番のポイントは『インナーテントを使わなくていい』です。
インナーテントは便利なのですが、“荷物が増える・結露で濡れる・床部分が汚れる”など人によっては少し面倒と思う事もあります。
コットを使うとそういう面倒から解放されテント内も広く使うことが出来るので便利です。
また、荷物置きや簡易的なベンチにもなるので色々と流用が出来るのもポイントです。
(※冬場は大丈夫ですが、虫が多くなる夏キャンプではインナーテントは必須かも・・・)
そして、腰痛持ちの方にはコットを使うと体のラインフィットし体圧が分散、地面からの冷気も遮断できるので腰を冷えから守り負担を軽減できる場合があります。
(※コットを使う事で腰痛が酷くなる人がいるので注意してください)
コットのデメリットは?
- 荷物が増える
- 重たい
- 汚れる
- 組み立てが面倒
- 人によっては腰が痛くなる
コットを使えば必然的に荷物が増えるという事になります。
更に、コットは“重量が2㎏~3㎏”あるのでめちゃくちゃ軽いとは言えないですね。
私的には荷物が増え組み立てが必要になってくるのは好ましくないです。
そして、多くのキャンパーはコットを使うと腰の負担が軽減し楽になることですが、私個人は逆に腰痛が悪化します。
その原因として、コットが沈み込む事で逆に体がバランスを取ろうと緊張し硬くなってしまうのです。
また、寝返りの際にも気を使ってしまい力が入るのであまりリラックスが出来ないのです。
ポイントとして、柔らかいベッドで寝ると腰が痛くなる人はコットは不向きかもしれないです。
コットを使うのであれば張りが強く沈み込みが少ないコットがオススメですね。
コットは必要か?
結論、なくても問題なくキャンプはできます。
コットを使う最大のメリットとしては地面からの熱を遮断するという事ですが、インフレーターマットであれば十分に冷気をしのぐことが出来ます。
銀マットの様に簡易的なマットは地面からの冷気をモロに受けるので、マットを使うのであればインフレーターマットとの併用がいいと思います。
●インフレーターマットを使う時のポイント●
- R値6以上がオススメ
- インフレーターマットの下に銀マットを敷く
銀マットは熱を反射してくれる働きがありますが、使い方があるので注意して下さい。
●銀マットの使い方●
- 夏場:地面の熱を遮断するので銀面側を地面に向けて敷く
- 冬場:体温を反射させて保温するので銀面側を体に向けて敷く
コットとマットではどっちがいいの?
良いポイント!
- インナーテントが不要
- テント内を広く使える
- マットより地面の影響を軽減できる
- 物置になる
悪いポイント!
- 重たい
- 設営・撤収作業が面倒
良いポイント!
- 軽い
- 設営が簡単
- 寝返りに気を使わない
悪いポイント!
- コットに比べ断熱性は劣る
- 破れる恐れがある
- テント内が狭くなる
コットが無くてもキャンプは十分できるので、荷物になるのが嫌な方はマットがいいと思います。
逆に、テント内を広く使いたい人や簡易的な荷物置きなどにも使いたい方はコットがいいと思います。
個人的にはかなりの極寒でない限りはインフレーターマットでもキャンプは出来ているので、それぞれのスタイルに合わせて使い分けるのが正解ではないかと思っています。
ただし、人によってコットは合う合わないがあるので最初はレンタルして試す方がいいかもです。
終わりに・・・
いかがでしたでしょうか・・・
コットなのかマットなのかは賃貸か持ち家かの問題の様に人それぞれの所があります。
お互いのメリット・デメリットを把握してシーンによって使い分けるてもいいと思います。
ただ、腰痛を持っている方は寝具は慎重に選ぶ事をオススメします。