キャンプにオススメ!ダイソー『ダッチオーブン』の使い方は?

キャンプでダッチオーブンを使って本格的なキャンプ飯を楽しんでいる方も多いと思います。
ダッチオーブンは“大きくて重たく、価格も高い”イメージがないですか?
しかし、ついに百均の王様であるダイソーから低価格でコンパクトなダッチオーブンまで発売されました。
今回はダイソーの『ダッチオーブン』の特徴や使い方などを見ていきたいと思います。

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ダイソー『ダッチオーブン』のスペック

スペック

使用サイズ:16.5㎝×12.5㎝×11.5㎝(内径:11.5㎝)

重量:1.5㎏

容量:0.7L

材質:(本体)鋳鉄 (持ち手)ステンレス

価格:(税込み)1,100円

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メリット・デメリット

●メリット●

・価格が安い!

ダイソーのダッチオーブンは16.5㎝になっています。
他社のダッチオーブンで同程度のサイズの価格は“安くても2,000円は超えてくる”ので、税込み1,100円はかなり安いといえます。

・コンパクト!

一般的にダッチオーブンは数人で使う事が多く、10インチ(25㎝)や12インチ(30㎝)と大きい為ソロキャンプでは少し扱いづらかったのんです。
ダイソーから発売されたダッチオーブンは“16㎝程度”とソロ用の焚き火台でも使え、持ち運びやすいサイズになっています。

・銃鉄製は万能調理器具!

銃鉄製はもちろん耐久力も高く熱伝導率・蓄熱性もいいです。
保温性が高いのでダッチオーブンが温まると冷めにくい特徴があります。
重たい蓋は、食材の水分を閉じ込める圧力鍋や、蓋の上に炭を乗せる事でオーブンのようにも使え“煮る・焼く・炊く”等と様々な料理が出来ます。

●デメリット●

・重たい

材質が鋳鉄なので仕方ないですが、重い蓋や鍋のおかげで旨味を閉じ込める事もできしっかりと食材に熱を入れる事が出来ます。
でも、さすがに持ち運びは楽ではないですね。

・お手入れが面倒!

鋳鉄製のダッチオーブンは錆びます。
食材や水分が残っていると簡単に錆びてしまうので使った後はお手入れが必要です。

お手入れ方法

1.水で鍋を洗う(熱い鍋に水を入れると割れる事もあるので注意して下さい)

2.油を塗る(鍋も蓋も両方にしっかりと塗る)

3.風通しの良いところで保

お手入れの際は器用洗剤を使うと油のコーティングがとれてしまうので使わないようにしましょう!

・収納が少し不便!

ダッチオーブンはコンパクトに収納する事ができないのでそのままの形で保管するしかないです。

シーズニングは必要なのか?

結論、“シーズニングは必要”です。
シーズニングをしていない新品の状態ではやや灰色っぽい感じですが、しっかりとシーズニングをすると黒光りしたダッチオーブンになります。

シーズニング方法

1.まずはダッチオーブンについているワックスを食器用洗剤を使って洗い流す。
(※1回使用した後は食器用洗剤は使わないようにしましょう)

2.空焼きをして水分を飛ばす。

3.油を全体に塗布。
(※この時に鍋表面や蓋も塗る事を忘れずに)

4.空焼きをする
(油を塗ったダッチオーブン全体を空焼きする。側面・蓋部分もしっかりと焼くと黒光りしてきます)

5.冷ます
(煙が出なくなったらダッチオーブンを火から離して冷まします)

6.1~5の工程を3回程度繰り返します。

7.クズ野菜を炒める
(野菜の捨てる部分などを炒める事で匂いを軽減しダッチオーブンを馴らします)

8.最後に油を塗布して完成です。

●シーズニングに適したオイル●

オリーブオイルを使ってシーズニングをする方が多いですが、実はオリーブオイルは“コーティング被膜を作りにくい”のです。
シーズニングには“ヨウ素価が高いオイル
”を使った方がいいのですがオリーブオイルは要素価が高くはないのです。
では、どんな油がヨウ素価が高いのか?
亜麻仁油・ひまわり油・グレープシード油などが高いオイルになるのですが、オススメはグレープシード油です。
亜麻仁油はヨウ素価が高いですがコーティング力が強くなく、ひまわり油は過剰に摂取しすぎると体に良くないとの報告もあるようです。
結果として“グレープシード油”が一番シーズニングに適しているのではないかと思います。

お米は何合炊けるの?

明確な記載はありませんが、“1.5合”が限界のようです。
お米を上手に炊くには、水と米が対流する事が重要でダイソーのダッチオーブンで2合を炊こうとするとサイズ的に難しくなるのでしょう。
お米を炊くのであればなるべく“1合~1.5合”にするようにしましょう。

IHは使えるのか?

基本的には鋳鉄はIHの使用も可能です。
しかし、IHではシーズニングが難しいのと、IHのセンサーが温度の上がりを感知して上手く調理が出来ない時があります。

使い方は?

●焼く●

ダイソーのダッチオーブンはコンパクトサイズになるので鶏丸ごとのような大きな食材は難しいですが、ある程度カットした食材であれば焼けます。
鋳鉄なので食材に均一に熱が通るので美味しく焼きあがります。
また、蓋の上に炭を乗せて上下からオーブンの様に焼き上げる事も出来ます。
ピザも作れますが、ダイソーのダッチオーブンではサイズ的に難しいですね・・・

●煮る●

熱伝導率がよく“蓋が重い”ので食材から出た水分や栄養を閉じ込め圧力鍋のごとく煮込む事が出来ます。
キャンプではよく使われる調理方法だと思います。


●蒸す●

先程も説明した通り“蓋が重い”ことで水分を閉じ込める事ができ、蓋もデコボコになっているので水分が落ちやすく蒸し料理にはオススメです。

●炊く●

実はダッチオーブンはお米を炊くのにもオススメなのです。
水分を閉じ込めることにより余計な水分の蒸発を防ぎ“ごはんをふっくらと炊く”ことができ、とても美味しいごはんになります。
ダッチオーブンでごはんを炊いて炊飯器はやめたという方もいるくらいです。
保温力も高いので蓋をしておくと“ある程度の時間は温かい状態でごはんを食べれる”のでキャンプではオススメの使い方です。


●揚げる●

保温力があり温度が下がりにくいので揚げ物をするにも最適です。
また鍋が深いので油が跳ねる心配も少ないです。

●燻製●

以外にも密閉性が高いので燻製も作れます。
サイズがあまり大きくないので一度で出来る量は少ないのが難点です。

終わりに・・・

いかがでしたでしょうか・・・
ダッチオーブンはソロキャンプでは重いし持ち運びも面倒くさいですが、ダイソーのダッチオーブンのサイズであれば許容範囲ではないでしょうか?
ダイソーのダッチオーブンは地域によって手に入りにくい所も多くあるようですが、どんな調理にも対応している万能調理器具であり料理のバリエーションも増えキャンプの見た目も質も上がるのでお店で見かけたら是非ゲットしてください!

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