無骨 キャンプ


『無骨』・・・洗練されていない・無作法などの意味がありますが、キャンプにおいては『野性的であり男くさい』という事ではないでしょうか?
昨今はお洒落なキャンプ道具が沢山あり女性でも気軽にキャンプが出来るようになっていますが、一方で無骨なキャンプスタイルも人気も高くなってきています。

無骨なキャンプは『必要最小限の道具でなるべく簡単な造りの道具を使ってキャンプをする』という快適とはかけ離れています。
しかし、飾りっけもなくアナログな道具が多い無骨なキャンプギアにはどうにも男心をくすぐってしまいまうんですよね・・・

今回はソロでの無骨なキャンプをお手軽に楽しむ為のギアをピックアップしていきたいと思います。

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軍幕テント

まずは何といっても『テント』だと思います。
色々な形や素材のテントがある中で、無骨なソロキャンプに似合うテントは軍幕テント(ハップテント)”ではないでしょうか?
本来、軍幕テントは『軍隊が野営する時のシェルター』として使用していた所から始まっています。
これだけでも男心をくすぐるには十分ですが、デザインもミリタリー調の物が多くまさに無骨なテントになっています。
しかし、購入時には少し注意点を見ていきましょう。

1.コットン素材を選ぶ

最近はコンパクトで軽量なテントも人気があるのでナイロン製やポリエステル製の軍幕テントも発売されています。
しかし、ポリエステルやナイロンは“軽量・コンパクト・水を弾く”などのメリットがありますが、火に弱いため火の粉で穴が開いてしまう恐れがあります。
その点、コットン素材は本来過酷な環境下で使用する事が多く難燃性に優れて丈夫であるので軍幕テントはコットン素材を購入しましょう。
ただ注意していただきたいのは、コットンは火の強いというだけで400度以上では燃えてしまいます
最近はポリコットン素材(T/C)と呼ばれるコットンとポリエステルの良いとこどりをした物があるので個人的にはオススメです。

2.重たい

コットン素材は生地がしっかりしていますがテント自体の重量がかなり重くなってしまいます。

3.水分を吸収する

ポリエステルやナイロンと違い水をドンドン吸収してしまいます。
もともと重たいコットンが水分を吸収するとすこぶる重たくなり、更には乾くのに時間がかかります。
ですが良い所もありコットンは通気性が良く夏でも快適に過ごす事が出来ます。

4.値段が高い

コットンは丈夫ですがお値段が少々高くなってしまうのが悩ましいところです。
ですがメリットとして丈夫であり長持ちするのもコットンです。

『BUNDOK パップテントBDK-79TC』

『YGY 群幕パップテントTC素材』

焚き火台

これもマストアイテムの『焚き火台
無骨な焚き火台として外せない一品がピコグリル398』です。
この焚き火台のメリットとして“軽量・コンパクト収納・薪の継ぎ足しがやりやすい・シンプルデザイン”と無骨な焚き火台の代表です。

『ピコグリル398』

しかし、オススメしたい焚き火台は

BUNDOK(バンドック)焚き火台


この焚き火台も“シンプル設計・コンパクト収納・薪の継ぎ足しがやりやすい”とピコグリル398と似ていますが、網が丈夫でソロで使用するダッチオーブン程度は問題なく置いて調理が出来ます

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テーブル

無骨と言ったら『尾上製作所』一択といってもいいくらい無骨なテーブルです。
シンプルでタフな設計になっていおり、焚火の上において調理することだってできる最強のテーブルです。

上製作所マルチスタンド

ランタン

最近は様々な種類のLEDランタンが発売されてます。
LEDランタンは便利でお手軽なのですがやはり無骨なキャンプといえば『オイルランタン』です。
オイルランタンはLEDランタンにはない奥ゆかしい火の揺らめきや温かな明りで癒されるのですが、無骨ゆえにデメリットもあります。

オイルランタンのデメリット

・メンテナンスが必要!

芯(火が燃える箇所)を定期的に交換、ホヤ(グローブと呼ばれるガラスカバー部分)が煤がつくので掃除や交換が必要です。
パラフィンオイルの使用で煤は軽減できます。

・テントの中では使えない!

煙は炎が不完全燃焼をしている時に出て有毒物質である一酸化炭素が含まれます。
寒いからと言って締め切ったテント内で使用するのは止めましょう!

火事の危険がある!

もちろん火を燃やしているので周りに燃えやすいものを置いたりしないようにもしましょう。

それでもオイルランタンで味のあるキャンプがしたい時にオススメのランタンは・・・『ハリケーンランタン』
ハリケーンランタンは『強風でも消えない』という由来でありまさに無骨なキャンプにはうってつけのランタンではないでしょうか。

ハリケーンランタンといえば『デイツ』ということで

『デイツ(DIETZ)ハリケーンランタン78』

コスパ重視であれば・・・

『キャプテンスタッグ オイルランタン』

チェア

ワイルドなキャンプスタイルで行くならロースタイルのチェアでしょう。
さらに言えば胡坐をかけるくらい低いならなおいいのではないでしょうか・・・
そこでおすすめしたいチェアは

DOD(ドッペルギャンガー)タキビチェ

火の粉に強いコットン素材を使用。使うほどに生地が馴染んでくるのも魅力!

コスパ重視であれば・・・

『BUNDOK(バンドック)焚き火チェア』

コスパ重視といっても、しっかりコットン素材で燃えにくくなっています。
肘置きがあるのは嬉しいポイントですね。

クッカー・マグカップ

クッカーはつまりガシガシ使いこむほど無骨感がでます。
そして軽量・コンパクトに収納できるのも無骨なキャンパーポイントです。

『snow peak (スノーピーク)アルミパーソナルクッカーセット』

オールマイティな万能クッカーセットです。
軽量・コンパクトで焚き火で使用しているうちにドンドン無骨感が出てきます

『snow peak (スノーピーク)シングルチタンマグ』

シングルマグは真空構造ではないので直接焚き火で温めることができます。
(メーカーでは直火は推奨していませんが・・・)

あるとカッコイイ無骨アイテム

『Nalgene ステンレスボトル』

YouTubeのヒロシさん愛用のボトル。
蓋を外ずせば直接火にかけ温める事もでき無骨すぎる水筒。
湯タンポ替わりにもなるすぐれもの!

『Bush Craft ファイヤースチール2.0』
無骨なキャンプでライターやチャッカマンなんてナンセンス。
ファイヤースターターはマグネシウムの棒と鉄製のストライカーを擦り合わせて火花を散らします。

火打石の原理でありまさに無骨。

『モーラナイフ』
モーラナイフはシンプルなデザインで頑丈にできています。
ファイヤースターターで火を熾すためにフェザースティックを作ったりと無骨なキャンプにはマストアイテムですね。

『BUNDOK 極厚鉄板6㎜』
群雄割拠の厚さ6㎜鉄板。
お肉を焼くとき炭火で焼くのも美味しいのですが、鉄板を使うと熱が均一に伝わり一段上の美味しさになります。
その中でもBUNDOKの商品は鉄板とは別に蓋も付属しており蒸し料理もできます。

終わりに・・・

いかがでしょうか。
無骨なキャンプ道具はシンプル・コンパクトな設計であるがためにお洒落なものは少ないです。
しかし、シンプルがゆえに頑丈であり末永く愛用できる道具が多く、使いながら自分好みに経年劣化していく様を楽しむのも魅力です。

 

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