今回も漫画『ゆるキャン△』に登場すソロキャンパー志摩リンが愛用している道具を紹介して行きたいと思います。志摩リンは高校生でありキャンプに行く時の移動手段はもっぱら原付バイクですが、バイクでキャンプに行くとなれば持って行く道具にも制限が出てきます。移動に車を使えない方にはコンパクトで軽量である事は何よりも大切なポイントになります。
そういう意味で志摩リンの持っているギアはかなり軽量・コンパクトな物が多くとても参考になります。その中でもコールマン『パックアウェイ ソロクッカーセット』を見ていきたいと思います。
特徴
ソロキャンパーに大変人気のクッカーです。細かな工夫が沢山されており、容量も900mlありソロで使うには最強のクッカーだと思います。また蓋は厚みも深さもありフライパンとしての調理器具や汁物を入れるのにも役立ちます。蓋をフライパンとして料理につかい容器はご飯を炊くこともで1台2役の活躍をしてくれるクッカーです。(ご飯を炊く時に蓋が必要になるので、蓋をフライパン変わりにする時はご飯を炊いた後になります)
スペック
使用時サイズ:ポット部分(約)Φ12.5㎝×10㎝(高さ)
カップ部分(約)Φ12㎝×5㎝(高さ)
収納時サイズ:Φ12.5㎝×15㎝(高さ)
重量:(約)250g
材質:アルミニウム 取っ手部分はシリコン
付属品:メッシュポーチ
価格
ネットショッピングでは大きく値段に差がありますが5,000円~7,000円で購入は可能になっています。よくアウトレット商品になっていたり、アルペングループでコールマンはキャンペーンになることがあり安く購入する事が出来るのでまめにチェックをしていた方がいいです。
メリット
➀軽量・コンパクト
最近のクッカーはどれも軽量でコンパクトなものになってきていますが、やはり一つの調理器具として見た時に250gは軽いです。
②熱伝導効率がいい
素材にアルミニウムを使用しておりますが、アルミニウムは熱伝導効率がいいです。反面、保温力が弱かったり傷がつきやすく耐久力がやや低いこともありますが、このクッカーはコーティングなどで補っております。材質別のクッカーの特徴は『夫婦でキャンプ・バーベキューで使うクッカーはどれがいい? 素材別と必要な種類』を参考にしてみて下さい。
③焦げにくくなっている
クッカー内側はノンスティック加工がされてツルツルになっています。ノンスティック加工はフッ素を焼き付けてあるのですが、家庭にもあるテフロン加工のフライパンと同じです。(色々なフッ素加工がありますが、テフロンとはデュポン社のフッ素加工)
ノンスティック加工をしてあることで焦げにくく、汚れを落としやすくなっています。
④底が滑りにく
意外にクッカーの底はサラッとして滑りやすくなっていますが、『パックアウェイ ソロクッカー』の底はスパイラル加工が施されており滑りにくくなっていると同時に熱の伝導効率を上げてくれています。
⑤目盛りが付いている
鍋の内側に目盛りがあり水の量を測る時に便利になっています。
⑥注ぎ口がある
下の鍋にはクッカーの淵に注ぎ口がついており珈琲を作る時などにお湯を注ぎやすくなっています。
⑦取っ手にシリコンチューブがついている
取っ手の所にシリコンチューブがついておりクッカーが熱くても持ちやすくなっています。
⑧OD缶を収納できる
OD缶がすっぽりと収まります。小さいサイズの物ならバーナーも一緒に入れておくことも可能です。
デメリット
➀すぐに冷める
アルミは熱伝導効率がいい反面、熱を逃がしやすく冷えやすいです。
②ラーメンの種類によっては入らない
インスタントラーメンを作る時に種類によっては折らないと入らないものがあるので注意です。
③取っ手のシリコンが溶けやすい
これは致し方ないところもありますが、焚き火などで使用していると取っ手の部分にも火があたり溶けてしまう時があるので注意が必要です。
洗い方
ノンスティック加工はフッ素加工なのですが洗い方を少し注意するだけで長持ちするので是非やってみて下さい。
➀強火は避ける
フッ素加工自体の耐熱温度が230度くらいなのであまり強火で調理を続けるとフッ素加工が取れてしまいます。(空焚きもあまりよくないです)
②急激な温度差に注意
調理でアツアツに熱せられた鍋をいっきに冷たい水にさらすと急激な温度差でフッ素加工が傷んでしまいます。
③研磨剤を使わない
研磨剤が入っているクレンザーなどを使うとコーティングが傷んでしまいます。また目の粗いスポンジもフッ素加工を傷めてしまうので注意しましょう。
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・なるべく強火をさけて調理
・食べ終わったら早いうちにキッチンペーパーなどで軽く拭く(冷めてしまうと汚れが取れにくくなってしまうため
・クッカー全体が冷めたらスポンジで洗う(研磨剤が入ってなければ食器用洗剤を使ってもOK)
以上のことを最低限守るだけで耐久性はグンと上がると思います。
終わりに・・・
900㎖ある容量のクッカーであり、蓋はフライパンにもなり更にはOD缶やバーナーも入れて持って行くことができ、ソロキャンプをするならこれほど便利なクッカーはないと思います。ゆるキャン△の志摩リンが使う道具にはソロキャンパーが使うと便利なものばかりで本当に役立ちます。