キノコ


キノコといえはやっぱり椎茸でしょう!!!私は食材の中で1番キノコ類が好きです。キノコ類は色んな種類がありますがその中でも椎茸はダントツ№1であります。
そんな椎茸はとても美味しくバーベキューでも人気の食材の1つだと思われます。
私もそうでしたがバーベキューに行く時にスーパーに陳列されている椎茸を適当に買っているんじゃないでしょうか?でも少しポイントに気を付けると美味しい椎茸を選んで買うことができるので、どうせ買うならいい椎茸を選んで買ってみても損はないので良ければ参考にしてください。

スポンサーリンク

椎茸とは

歴史

そもそもキノコは菌でできています。椎茸の栽培は江戸時代から始まったとされています。大分県にいた源兵衛は商売用の材木に生えている椎茸を見て人工的に椎茸を作ることを考え栽培が始まりました。つまり椎茸は大分県が発祥ということになります。椎茸を栽培するにはクヌギの木が良く、初めは原木を傷づけて菌が傷に定着するのを待つ栽培方法でした。(鉈で傷をつけていたので『鉈目式』と呼ばれるようです)
現在はクヌギの木を適度に水分が抜けるまで乾燥させ榾木にします。榾木に穴をあけ椎茸の種菌を植えて直射日光があたらず雨が当たるところで保管すると椎茸が成長してきます。

なぜキノコ型になる?

キノコの部位は雨傘の形の『カサ』・カサの裏にあるデコボコの『ヒダ』・足の部分の『柄』の3部位があります。
なぜキノコがあんな傘のような形になるのか?・・・それは『空気抵抗を作りだすためです

本来キノコはカサの部分の裏にあるヒダで胞子を作ります。胞子の大きさは1/5000㎜程度の大きさになっており、この胞子を遠くへ飛ばしたりすることで子孫を残し繁殖しています。
どこぞに飛んで行った胞子は糸のように細長く成長(1核菌糸となる)していき、1核菌糸同時がくっつくことによって2核菌糸になりそこからあのキノコの形に成長していきます。
つまり子孫繁栄のためには胞子を飛ばすことが大事になってきます。キノコ型というのはカサの山なりの部分と下の平になっている部分があり風が通り抜ける時に上部の山なり部分と下部の平になっている部分では空気の流れる速度が変わり空気抵抗ができます。空気抵抗が生まれると揚力が生まれ上昇気流にのり胞子を遠くへ飛ばすことが可能になってきます。
これは飛行機がの羽の原理と同じで、飛行機の羽も上部が山なりになって下部は平になっていおり空気が通り抜けることにより空気抵抗が生まれ飛んでいます。

よってキノコのチャームポイントであるあの形は子孫繁栄のための生まれた物であります。(きくらげのようなキノコ型ではないのもありますが、それは胞子を下に落として成長するタイプです)

椎茸の栄養素

椎茸はもともとは菌でありますが食物繊維・ビタミンD・エルゴステロール・ビタミンB群(1・2・6)などが多く含まれておりますが、栽培方法の違いによっても栄養素の含有量が変わってきます。

カロリー:20kcal/100g
スーパーで販売されている椎茸は1個当たり10g程度で大きいサイズでも15g~20gです。比較的カロリーは少ない食材になっています。

食物繊維:3~5g/100g程度
人間には体内で食べ物を消化する消化酵素と呼ばれるものが出ておりますが、食物繊維は消化酵素では消化しにくい成分になっています。消化されない食物繊維は水分を蓄えることで容量を増やし腸内を刺激して排便を促してくれる作用があり便秘には効果的です。

ビタミンD:0.4㎍
子供のころに骨を強くするために『牛乳を飲みなさい』『小魚を食べなさい』などと言われた事のある方も多いのではないでしょうか?たしかに骨の成分はリン酸カルシウムと呼ばれ、Caは必要な成分です。しかしCaをいっぱい摂ったからと言って必ずしも骨が丈夫になるとは限りません。なぜならCaを吸収するためにはビタミンDの存在が必要だからです。ビタミンDはCaを運んでくれる郵便局員みたいなものです・・・つまり骨を強くするためにはCaはもちろんビタミンDも必要ということです。とくに天日干しなど乾燥した椎茸はビタミンDが倍増します。

エルゴステロール
少し耳慣れない成分ですがプロビタミンD2と呼ばれるもので、エルゴステロールは紫外線を浴びると活性化されたビタミンDになりCaの吸収を助けてくれます。

ビタミンB群
ビタミンB群は体の中でエネルギー燃やす着火剤のようなものでB1は糖質B2は脂質B6はタンパク質を使う時に必要になります。
ビタミンB1は糖質を燃やす着火剤のようなものなのでB1が少ないと糖質があまってしまし脂肪に変わってしまいます。B2は脂質を燃やすのと皮膚などの皮を作ってくれるため美容にはかかせません。B6はタンパク質を筋肉に作り変えてくれる職人でもあります。

スポンサーリンク

良い椎茸の見分け方

椎茸を選ぶポイントは・・・

肉厚の物を選ぶ
肉厚な椎茸は食べ応えもあり旨味もたっぷりです。旨味成分もいっぱいです。

傘の開き過ぎてない物を選ぶ
傘が開いていない状態の物は肉厚の物が多く、開ききってしまうと薄くなってしまい食べた時の食感が少し落ちてしまいます。

傘の裏はなるべく白いほうが良い
古くなってくると椎茸のヒダの部分が茶色くなってきます。

スーパーで売っている椎茸でもこれくらいは注意して買うようにすると美味しい椎茸を食べれると思います。

椎茸の美味しい焼き方

まずはビタミンBは水分や火に弱いです。洗ってしまうと椎茸自体がフニャフニャになってしまうこともあり、旨味成分やビタミンB群も流れてしまう可能性があります。よって水洗いはなるべくせずキッチンペーパーなどで軽くふき取るくらいでいいです。

そして焼くときは椎茸のヒダを上にして焼き、ヒダに汗がにじみ出てきたらOKです。

スポンサーリンク
Pocket