スキレットって何??
ハンバーグ屋でジュージュー言わせて出てくるあの鉄板です。もうあの鉄板の上に置いてしまえば何でも美味しく見えてしまいますよね。

そんなスキレットは最近大流行しております。
焼き物やアヒージョ・はたまたパンケーキなどスキレットのままテーブルにセットするとお洒落になりとてもいいのです・・・
見た目も大切ですが、スキレットで料理をするとほんとに美味しいのです・・・特にお肉を料理すると最高。肉塊を豪快に焼いて食べるほんとに美味いです。これこそがスキレットの魅力でありキャンプやバーベキューで愛される理由だと思います。

今回はそんなスキレットの魅力をまとめていきたいと思います。

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鉄スキレットとは

スキレット(skillet)とは鋳鉄(ちゅうてつ)で作られたフライパンのことであり、普通のフライパンのようにフッ素加工などはされておりません。
ここで不思議に思うのが『鋳鉄』って何??

鉄はあらゆるものに使われており、自動車の部品、ガードレール、鉄道、鉄筋コンクリート、お鍋も鉄でできています。(正式名称は鉄鋼)
色々な物に使われている鉄ですがいったい何が違うのか・・・それは炭素の量です!
炭素が多い物から鋳鉄純鉄と呼ばれており、炭素が多く含まれるほど『硬く』なります。(鋼は炭素量2%以下・鋳鉄は2%以上あります)・・・一般に私達が良く見るのは鋼でありあます。
とりわけスキレットで使われているのは炭素量が適度に多い鋳鉄となりマンホールなどにも鋳鉄は使われている硬い鉄です。

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鉄スキレットのメリット・デメリット

家庭用のフッ素加工などがされているフライパンは車のフッ素コーティングと同じく使っていくうちにフッ素が取れて効果が少なくなっていきます。
その点、鉄のフライパンであるスキレットは一生使える言われていたりします。そんなスキレットのメリット・デメリットを見ていきましょう。

メリット

長く愛用できる
洋食屋さんで使っているフライパンもそうですが鉄性の物はずっと使われ続けています。なんといっても丈夫であり、フッ素加工などはされておらず単純に鉄で作ったフライパンですのでお手入れさえしっかりしていれば長く使えます。また使えば使うほどに油が馴染んできてフライパン自体が焦げにくくなってきます。

料理が美味しく仕上がる
分厚い鉄は均一に熱が伝わり、蓄熱性が高いので低い温度でお肉などにユックリと火を通すことができ柔らかく仕上がります。
また蓄熱性が高いのでいつまでも熱い状態で料理を保温できます。

見た目がお洒落
これは私はあまり重視はしませんが、スキレットのままハンバーグが出てきたら迫力もあり美味しく見え写真映えもします。

鉄分を吸収できる
人間の体には赤血球と呼ばれる酸素と二酸化炭素を運ぶトラックのようなものがあり、赤血球を作る時には鉄分が必要になってきます。
食品からも鉄分はとれるのですが鉄鍋や鉄スキレットから溶け出た鉄分は吸収しやすいです。貧血の方にはオススメの調理器具です。

デメリット

重い
鉄スキレットはなにぶん鉄であるためやっぱり重たいです。

錆びやすい
鉄は水分と酸化により錆ができやすいです。洗剤で洗って自然乾燥をしているとすぐに錆びてしまうので注意が必要です。洗った後は空焼きなどをしてしっかりと水分を飛ばすようにし、
使用後のお手入れはしっかりするようにしましょう。

持ち手の部分が熱くなるので火傷に注意
スキレットは鉄材を溶かして型に流し込んで作るので持ち手の部分も鋳鉄になっており熱が伝わってくるので熱くなっているので注意が必要です。
持つときは皮手袋などを使用しましょう。

鉄スキレットの下準備(シーズニング)

購入したては錆止めなどが塗られていたり鉄臭があり、焦げ付きやすく錆びやすいのでしっかりとシーズニングをします。

①鉄スキレットは初めは錆止め等が塗られているのでしっかり洗って落としましょう。

②しっかりと水分をふき取ってから空焼きします。

③冷めたらオリーブオイル全体に塗り伸ばし、更に加熱する。

④上記②~③を2・3度繰り返します

⑤いらない野菜の皮などを炒めてなじませると同時に鉄臭を軽減させます。

これをすることによりオリーブオイルがなじみ焦げにくくなったりもしますので鉄スキレットを購入した後はシーズニングをしっかりとやってから使うようにしましょう。

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