漫画ゆるキャン△の6巻に登場する冬キャンプ必須アイテム『ハンディカイロ』。主人公の1人である各務原なでしこ(もう1人の主人公:志摩リン)は年末年始の年賀状配りのバイト代で念願のルミエールランタンを購入します。ルミエールランタンの記事は『コールマン ルミエールランタンを参照・・・
しかし、この時になでしこが購入した物はもう一つありました。それが繰り返し使う事ができる『ハンディカイロ』でした。このカイロはなでしこが自分で使うために購入した物ではなくお姉ちゃんである『各務原桜』に購入したものでした。妹に厳しい桜さんではあるも、なんのかんのでなでしこの為に車を出してあげたり、バイトを探してあげたりと妹思いの優しい姉ですが、寒さに弱く使い捨てカイロをよく使っていました。そんなある日のこと、使い捨てカイロが切れていたことがあり、それを見たなでしこが初任給で買ったルミエールランタンの残りは次のキャンプ代に当てようとするも寒さに弱い桜さんに『ハンディカイロ』をプレゼントします。今回はなでしこが初任給で購入したもう一つのアイテム『ハンディカイロ』を見ていきますが、ゆるキャン△に登場するハンディカイロと同じかは不明ですがおそらくZippoから発売されている『ハンディーウォーマー』が近いと思うので見ていきたいと思います。

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ハンディカイロの仕組み

今回紹介しているZippoのハンディーウォーマーはハクキンカイロのOEM商品と言われていますが原理としてはどちらも同じです。
まずこのハンディカイロ(ハンディーウォーマー)は使い捨てカイロの様に鉄粉を酸化させ熱を発生させるのではなく、オイルを専用の入れ物にいれて熱を発生させます。オイルを使うので危険なのではと思うこともあるかもしれませんが、気化したオイルを酸化させて熱を発生させているので火は出ません
ハンディカイロにいれたオイルが気化され、発生した気化ガスが火口にあるプラチナ触媒(ガラス繊維にプラチナ粒子を付着させたもので酸素を大量に溜めこむことができる)と呼ばれる所で酸化させ熱を発生させます。酸化されたガスは炭酸ガスと水に分解され環境にも優れています。

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スペック

使用サイズ:(約)9.9㎝×6.6㎝×1.3㎝(厚さ)

重量:45g

材質:金属

付属品:注油オイルタンク・本体用の袋


ハンディーウォーマーではありませんが、他メーカーからゆるキャン△のハンディカイロが発売されています。ゆるキャン△フリースケースも売っているようです。

使い方

使い方はいたって簡単です。

➀本体キャップを取り外す
本体キャップを取り外すと火口があります。

②火口を外す
この部分にプラチナ触媒があります。

③オイルタンクにオイルを入れる
タンクの下の線までで6時間、上の線まで入れると12時間持続してくれます。

④本体にオイルを入れる
取り外した火口の所からオイルを入れます。オイルは最大でタンク2回分入れれます。

⑤余分なオイルを出す
本体をティッシュペーパーの上でしばらく逆さまにして余分なオイルを出す。

⑥火口を取り付ける
カチッとなるまでしっかりとはめ込みます。

⑦火口をライターで炙る
火口をライターなどの炎で数秒炙ります。温かくならなければ10秒程度。
ちゃんと火がついているかは火口にキャップをあてると水蒸気でキャンプが曇ります

⑧本体キャップを付けて袋に入れて完了

メリット

➀繰り返し使用できる
オイルを給油する事で繰り返し使う事ができます。

②持続時間が長い
使い捨てカイロでも最長24時間持続してくれる物もありますが、ハンディーウォーマーは付属のタンクにオイルを半分で6時間、1杯で12時間、2杯(最大2杯まで)で24時間暖かさを持続してくれます。

③ゴミがでない
繰り返し使用できるので、使い捨てカイロの様に使用後にゴミになることがないです。

④ランニングコストが安い
使い捨てカイロが1個30円程度(12時間程度持続するもの)に対して、ハンディーウォーマーは1杯10mlのオイルで12時間暖かさをキープしてくれます。初期コストとして本体代がかかりますが、オイルは安い物で大缶355mlが627円で売られているので一回当たり18円程度で使用することが出来ます。

デメリット

➀少し重い

使い捨てカイロが50g程度なのでややハンディーウォーマーの方が重くなります。

②オイルの継ぎ足しが必要

使い捨てカイロのように袋から出したら暖かくなるのではなく、使う時にはオイルを給油する必要があります。

③暖かくなるまで少し時間がかかる

ハンディーウォーマー全体が完全に暖かくなるまで20分~30程度かかります。

④途中で消せない

これは使い捨てカイロ同様に、ハンディーウォーマーもオイルがなくなるまで消すことは出来ません

メンテナンス

基本的にはメンテナンスフリーではありますが、火口は消耗品になっているので暖たまりにくくなったり、持続時間が短くなってきたら交換した方がいいです。使用頻度にもよりますが、1年に1回程度の交換がオススメです。

 

注意点

➀火傷には注意

使い捨てカイロと同程度の暖かさではありますが、低温火傷の恐れもあるので袋に入れないで使用したりしないように注意してください。

②給油時は注意

給油時は、周りに火のもとがない所で安全に行ってください。

③機内持ち込み不可

危険物扱いになるので機内への持ち込みは出来ませんので注意してくださ。

 

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