バーベキューやキャンプで使うガス缶 CB缶・OD缶違いと比較

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デイキャンプやキャンプに行ったときにはやっぱりバーベキューをすることが多いと思います。
炭を使うとそれだけで雰囲気がでて美味しく感じますし、実際にお肉を焼くと遠赤外線効果で表面を一気に焼き上げ旨味を閉じ込めるため美味しく焼き上がります。
しかし、炭の種類によっては臭いのあるものや、なかなか火がつかないタイプもあります・・・そしてなんといっても後片付けがやや面倒くさいのも事実です。

そんな時に使うのがガス式コンロです。
カセットコンロもそうですがガス式コンロで使用するガス缶には大きく分けてCB缶とOD缶の2タイプがありそれぞれ違いや特徴があるので説明していきたいと思います。

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ガス成分が違う・・・

ガス缶でつかわれているガスは基本的にノルマルブタン・イソブタン・プロパンの3種類です。
この3種類の違いは沸点温度とガスの圧力の違いです。ガスは温度が下がると液状化し気化しにくくなり、圧力が低くなるとガスを噴出する力がなく火力が弱くなってしまいます。

[icon image=”check1-b”]ノルマルブタンは:0.5℃ 蒸気圧は低い

[icon image=”check1-b”]イソブタン:-11.7℃ 蒸気圧はやや高い

[icon image=”check1-b”]プロパン:-42.09℃ 蒸気圧は高い

つまり、プロパンは低い温度でも気化しやすくガスを押し出す圧力が高いため安定して強い火力を維持できるようになっています。
沸点温度や蒸気圧が高いガスほど値段も高い傾向にあります。

それでは簡単にCB缶とOD缶の違いを見ていきましょう・・・

CB缶とは

CB缶(Cassette・Gas・Bombe)は一般的なガス缶で、家庭用や災害用に持っているカセットコンロに使われるタイプです
カセットコンロはどのCB缶を使っても基本は大丈夫です。これは阪神大震災の時、救援物資として配られていたがこの時はまだしっかりとした規格がなくメーカーごとにボンベが違っており互換性がなく苦労をしたことから統一されるようになりました。
日本産業標準調査会によるとCB缶は日本産業規格(JIS規格)で細かく容器の寸法が定められておりますので興味のある方は閲覧してみてください。
またCB缶でもイソブタンを配合しハイパワーの物もあるので良くみて購入してください

CB缶のメリット

 

[icon image=”check1-g”]値段が安い
CB缶は値段が安いのが特徴です。お店にもよりますが1本250gで200円くらいで買えます。

[icon image=”check1-g”]購入しやすい
ホームセンターやスーパーでも手に入れやすいですが、メーカーを気にしなければコンビニや百均ショップでも購入が可能でとても簡単に購入できます。

CB缶のデメリット

 

[icon image=”check1-g”]寒いと火力が落ちる
ガス缶は使用しているガスの違いによって気温で火力が変わってきます。CB缶の成分としてノルマンルブタンと呼ばれるガスを主成分としており、このガスは沸点が高く-0.5℃になると液状化し気化できなくなるため使用できなくなってきます。5℃を下回ると気化しくくなり火力は弱々しくなるので夏場ではあまり問題ないのですが、冬のデイキャンプでお鍋などをするとだんだんと火力がなくなって煮込むことが出来なくなってしまいます(メーカーにもよりますが外気温10℃以上での使用を推進しています)。1本の使用時間は3000kcal/hのコンロを強火で使った場合1時間くらいはもつ程度です。

[icon image=”check1-g”]大きい
これはそんなに問題とすることはないと思いますが、なるべく荷物をコンパクトにされたい方には少しデメリットとなります。

 

OD缶とは

OD缶(Out・Door)は寒い野外でも安定した火力をで使用できるのが最大の特徴です。CB缶とは違い中に使用されているガス成分にプロパンやイソブタンが配合されているという点である。
ノルマルブタンも配合されているものもありますがメーカーによって配合はまちまちです。購入のさいはノルマルブタン・イソブタン・プロパンの配合比率をみるようにしましょう。
ただし商品によっては寒冷地専用の物もあり夏場の取り扱いは商品説明を良く見る様にしましょう。
またOD缶もノーマルタイプとハイパワータイプがあるので購入のさいはよく見てください。

OD缶のメリット

 

[icon image=”check1-g”]安定した火力
寒い屋外ではどうしてもノルマルブタンをしようするCB缶は火力が弱くなってしまいますが、イソブタン・プロパンを配合しているOD缶では火力も安定しており冬のバーベキューやキャンプではオススメです。

[icon image=”check1-g”]コンパクト
大きさはさほど問題にされない方が多いかもしれませんが、やはり持ち運びにはコンパクトにこしたことはありません。

 

OD缶のデメリット

 

[icon image=”check1-g”]購入しずらい
一部のホームセンターでは販売するようにはなってきておりますがコンビニやスーパーなどで簡単に購入することはできません。
アウトドアショップなどにいって直接購入するかネットショッピング等で購入するしかありません。

[icon image=”check1-g”]値段が高い
販売店にもよりますがCB缶に比べると200円~300円程度は高くなってしまいます。

 

おわりに・・・

CB缶はどちらかというと屋内、OD缶は屋外での使用用途で、夏場と冬場で変えながら使うのがいいと思います。
またOD缶では寒冷地専用の物もあるので十分に注意してくださいね。

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