キャンプをするにあたり、道具選びは快適な時間を過ごせるかどうかに直結します。そんな中、軽量で丈夫なチタン製クッカー「スノーピーク トレック700」は、多くのキャンパーや登山家から人気があります。特に、湯切り用スリット付きの蓋が便利と評判です。しかし、全てが完璧というわけではありません。熱伝導の特性から火加減に注意がが必要であったりしますが、その工夫がアウトドア調理の楽しさにもつながります。
今回はそんなトレック700を見ていきたいと思います。
トレック700のスペック!
項目 | スペック |
---|---|
製品名 | スノーピーク チタントレック700 |
材質 | チタン |
容量 | 700ml |
重量 | 約136g |
サイズ | 直径9.6cm × 高さ10cm |
蓋の機能 | 湯切り可能なスリット付き |
対応熱源 | 直火、アルコールバーナー等 |
収納袋 | メッシュ製の収納袋付き |
スノーピーク トレック700のおすすめポイントは?
1. 軽量でコンパクトな設計
スノーピーク トレック700は、重量136gという軽さが魅力。チタン製のため耐久性が高く、重量も軽いので、キャンプや登山での持ち運びが楽になるのがメリットです。また、他のギアとスタッキングがしやすく、収納スペースを節約できる点もこのギアが好まれる理由です。
2. 多用途な蓋付きで調理が簡単
トレック700の蓋には湯切り用のスリットがついており、沸かしたお湯をヤカン感覚で簡単に注ぐ事ができます。また、蒸気を適度に逃がす構造なので、炊飯や煮込み料理にも活躍します。キャンプ地での食事の幅を広げ、料理を楽しみたい方に最適です。
3. 高い耐久性と直火対応
チタン製のため耐久性もあり錆びにくいのも大きな特徴です。直火にも対応しており、焚火やバーナーでそのまま使用できるため、アウトドアでは使いやすい材質です。頻繁な使用にも耐えうるため、長期的に使い続けられる一生もののギアといえるでしょう。
4. 保温性に優れた熱伝導で調理が安定
チタンは熱伝導が他の金属に比べて遅いですが、その分、冷めにくく温度が安定しやすいです。特にアウトドアでは一度加熱した料理の温度を保ちやすい点は助かります。また、調理内容によっては少ない燃料で調理ができ、燃料の節約にもつながります。
5. 嬉しいメッシュ製収納袋付き!
スノーピーク トレック700にはメッシュ製の収納袋が付属しており、持ち運びが便利です。キャンプや登山中でもバッグの中で場所を取らず、また通気性も良いため、使用後も湿気がこもらず清潔に保てます。
スノーピーク トレック700は、軽さ、耐久性、熱効率の良さなど、多機能性を備えたアウトドアクッカーとして幅広い使う事ができます。キャンプの荷物を軽量化したい方や、調理のしやすさを求める方にぴったりのギアです。
トレック700の蓋が優秀すぎる!
スノーピークの「トレック700」は、キャンプ道具として多くの魅力がありますが、その中でも特に注目すべきは「蓋」の機能性です。蓋があるだけで調理や使い勝手がぐっと楽になるのがポイント。ここでは、トレック700の蓋の優れた特性について、湯切りから保温まで詳しくご紹介します。
まず、トレック700の蓋は「湯切り」に便利です。蓋には細い切れ込みとフックが付いています。湯切りの際にフックを抑える事でパスタや麺類の調理後に余分なお湯をスムーズに捨てることができます。これは、キャンプやアウトドアでの調理において非常に助かる機能です。
また、蓋があることである程度の保温効果も期待できます。特に寒いシーズンや朝晩の冷え込むキャンプでは、調理した料理が冷めにくくなるのは嬉しいポイントです。アルミやステンレスの鍋よりも冷めにくいチタン製のトレック700に蓋を合わせることで、料理を温かく保つことができ、ゆったりと食事を楽しむことができます。
このように、トレック700の蓋はシンプルでありながら、湯切り・保温・持ち運びの利便性まで兼ね備えた優秀なアイテムです。
デメリットはあるの?
1. チタン製のため熱伝導が遅い
トレック700は軽量で比較的頑丈なチタン製です。しかし、アルミやステンレスに比べて熱伝導が低く温まりにくく、熱が均一に伝わりにくい特性がデメリットではあります。
焦げやすい
これも熱伝導が低いために起こってしまうデメリットですが、火の熱が一点に集中するのでどうしても熱せられているところだけが焦げ付いてしまう可能性があります。また、当然ではありますが、直火であれば煤汚れはかなりつくので覚悟が必要です。
2. 価格が高い
チタンは軽量で耐久性がある一方、製造コストが高く、またスノーピークというブランドも相まって定価は5,016円(税込)と高めです。頻繁にアウトドアを楽しむ方には長期的に使用しコスパは下げれますが、ライトユーザーにとってはコストパフォーマンスがやや低いかもしれません。さらに、現在は廃盤となっており、プレミアム価格がついていることも多いので、予算をよく考えて購入するのがおすすめかもです。
廃盤でも入手したい!どこで買えるの?
残念ながら、スノーピークの「チタントレック700」は、2018年に廃盤となりましたが、その後、海外限定モデルとして、日本国内でも一部の店舗やオンラインショップで数量限定で販売されていました。現在、トレック700は一部のネットショッピングで販売されていますが、購入を検討される場合は、各店舗やオンラインショップでの在庫状況を確認することをおすすめします。
しかし、なんとダイソーから「レジャークッカー」なる商品が発売されており、これがほぼトレック700ではないかと思わせる商品になってます。気になる方はこの記事も読んでみてください。
口コミはどうなの?
1. 軽量で持ち運びやすい
多くの口コミで評価されているのが、その軽さです。チタン製であるトレック700は約136gと非常に軽く、持ち運びに便利と感じている方が多いようです。「長時間の登山やキャンプで荷物を軽くしたい」というソロキャンパーやハイカーから、特に好評を得ています。小さめのバックパックにも収納しやすく、スタッキングもしやすい点がメリットと感じているようです。
2. 湯切り機能付きの蓋が便利
トレック700には湯切り用のスリットが入った蓋が付属しており、これに対しての意見も多数あります。「パスタやインスタントラーメンを手軽に湯切りできるのが便利」「余計な水分を素早く排出できるので、アウトドアでの調理が楽になった」との声が目立ちます。湯切りが簡単にできる点が、他のクッカーにはないトレック700の特徴といえるでしょう。
3. 調理の際の焦げ付きが気になる
一方で、チタン製クッカー特有のデメリットについても口コミが見られます。特に、「熱伝導がアルミよりも低いので、料理が焦げやすい」「ご飯やおかずを炊くときには火加減が難しい」という指摘があります。アウトドアで手軽に調理できる一方で、火加減や調理方法に工夫が必要な点もあるようですが、ご飯もそれほど苦労なく炊けるようですね。
終わりに・・・
スノーピーク「トレック700」は、キャンプはもちろん登山でも人気のクッカーです。その軽さと耐久性は多くの口コミで評価され、「ソロキャンプや登山にぴったり」との声が目立ちます。湯切り用スリット付きの蓋も好評で、パスタや麺類の調理がスムーズに。反面、値段が高い、焦げ付きに注意が必要との意見もあり、火加減の調整がやや難しいと感じるかもしれません。でも、トータルではコスパの良いギアではないかと思います。