バーベキューの肉、下準備と部位別の焼き方 | 腰痛ライダーのアウトドアライフ

バーベキューでは基本的に高い食材でなくても自然の中で皆で話をしながら食べるということが最高の贅沢でありご馳走であると感じているので、正直なところ食べるお肉はそこそこの肉質でいいとは思っています。

ですが・・・

前回の「バーべキューで食べるオススメのお肉の部位とスパイス」でも話した通り
バーベキューでは火加減が難しく、あまり会話が盛り上がると焼いている肉の事を忘れ
アッ・・・という間にお肉が台無しになってしまいます。

さらに牛肉に限らずお肉には赤身の多い部位であったり、脂が良く乗っていたり色々な部位のお肉を焼くと思いますが
それなりのお肉でも部位別によって焼き方にも少し注意すると美味しくお肉を食べる事ができるので、ここでは部位別の美味しい焼き方について紹介していきたいと思います。

1 お肉の下準備
2 お肉の部位別の焼き方

お肉の下準備

お肉を美味しく焼く方法としては前日からのお肉に対する下準備が必要であり今回は最低限の下準備を説明していきます。

先ずは買ってきたお肉をすぐに冷凍をすること。これをしないと水分（ドリップ）が出て旨味がなくなると同時に臭みも出てきます。

また夏・冬問わずバーベキューへ行く時には食材をクーラーボックスへ入れて持ち運びをすることが多く凍ったまま持って行ったり
保冷剤をたくさん入れて持っていくとお肉をクーラーボックスから取り出した時にはまだ凍っている状態のことも少なくありません。

お肉の種類にもよりますが、肉塊のような塊でも薄切りでも完全に解凍せずに焼くことで美味しく食べることが出来ます。
解凍しきってしまうとお肉から薄赤い水分が出て来ると思いますが、この水分は「ドリップ」と言われており、お肉を長時間置いておくと細胞が壊されることにより筋肉に含まれるミオグロビンが水分と一緒に流れ出てきた物であり旨味成分が凝縮されています。
スーパー等で売られているお肉にも水分が出ている物がありますが旨味成分が出て行ってしまっている可能性があるのでなるべくはドリップされていない物を選ぶといいでしょう。

ではバーベキューの時にドリップさせないためにはどうしたらいいのか？

バーベキューの様な炎天下で気温が高い状況で急激に解凍すると表面が先に解凍されドリップ量が多くなるのであまりよくはありません。
なるべくは常温での解凍が好ましいですが解凍に時間がかかり菌が繁殖し食中毒の原因にもなる可能性もあるのでなるべくは避けたほうがいいと思われます。

そこでオススメの方法は
前日から冷蔵庫にてユックリと解凍をしておくことです。
この時、完全に解凍するよりも肉を少し触って深部が少し凍って硬い状態がベストであると思います。
こうすることによりお肉から出るドリップが抑えられることにより美味しく食べることが出来ます。

お肉の量にもよりますが冷蔵庫での解凍は7～8時間程度でできると思います・・・この時間は後日バーベキューへ行く場所の距離などで解凍状態を変えます。

“お肉の準備”
・買ったらすぐに冷凍保存
・急激に解凍せず前日から冷蔵庫でユックリ解凍