キャンプやバーベキューに行かれた時に出てきてほしくない虫達・・・
夏場はとくによく出るので私はもっぱら冬にキャンプに行くことが多いのですが、バーベキューはやっぱり春~秋にかけて行くことが多く虫達の歓迎をうけることになります。
その中でも今回は『蚊』にピックアップしていきたいと思います。
蚊とは
蚊は1億年以上も前のジュラ紀から存在しております。
体調は5㎜程度の種類が多く、体重は2~3㎎が標準になっております。飛行速度は時速3~8㎞程度で飛び風速が2m以上になると風に向かって飛んでいけなくなるようです。
羽ばたき回数も1秒間に500回~1000回以上で飛んでいます。
蚊は夏場に多くみるイメージがあると思いますが、気温が15度以上から活動が活発になっていき35度以上からだんだんと活動が鈍ってきます。つまり最近の日本の傾向を見ると夏場は40度に近づいており蚊の活動能力がやや低下する傾向で、どちからというと夏場よりは春終わり頃や秋の方が活動が活発になるので注意が必要ですね。
蚊の種類
全部で何千種類もいるといわれていますが、日本で良くみられる蚊の種類としては『アカイエカ』や『ヤブ蚊』が代表的です。
アカイエカは家の中で良く見かる赤茶色っぽい蚊で、夜な夜な耳元にやってきて人の睡眠を妨げる腹立たしい蚊です。アカイエカは夜間に活動するタイプであり日中や照明の明かりがついていると物陰に隠れ影を潜ませてしまいます。夜、耳元にやってきて明かりをつけると忽ちいなくなるのはこのためです。また一度逃がすと中々でてこないのもアカイエカの特徴です。
次にヤブ蚊は緑の多い所や水がある所で発生しやすい白黒模様の蚊です。
25度程度で活動が活発になり主に日中に活動します。やぶ蚊は刺されると痒みが強くでてきて、日本でデング熱を流行させたので有名です。
蚊の針は実は1本ではない
蚊の針は1本の様に見えますが実は6本あります。
2本は皮膚を細かく切り開くためにあり、もう2本は体を支えたり皮膚を少し開く補助をして、1本は唾液を注入する役割があり、最後の1本で血液を吸い取ります。
刺されるとなぜ痒くなるのか?
血を吸われるだけならいざしらず痒くして去って行くとはほんとに礼儀知らずなやつですが・・・
そもそも蚊は何故血を吸いに来るのかなのですが、本来『蚊』は花の蜜を吸って栄養を補っていいます。さらにいうと、雄の蚊は血を吸いに来ることはありませんので人の血液を吸いに来るのは『雌』です。(ちなみに人間だけではなく豚や牛などの家畜にもいきます)
雌が産卵するためには花の蜜からでは必要な栄養素が確保できず、そこで目を付けたのが動物の血液です。血液の中には酸素や二酸化炭素を運ぶ蛋白質・免疫に役立つ蛋白質・血液凝固に役立つ蛋白質と栄養をが豊富に存在しており一度に100個以上の出産をする蚊には非常に都合のよいものなっております。
そして何故刺されると痒くなるのかですが、蚊は動物の毛細血管と呼ばれる細かい血管に針を刺して血液を吸い取り、この時に蚊は『唾液』を分泌して流し込みます。この唾液に麻酔作用のある物質や血液を固まらないようにする物質が含まれています。この唾液がアレルギー反応を起こして痒みを引き起こしてしまいます。
つまり吸われることではなく、注入される唾液が原因で痒みが出てしまっているということです。
刺されやすい人のタイプ
➀お酒を飲んでいる人
蚊は二酸化炭素をキャッチする小顎髭とよばれる髭がついており人間が吐く息に含まれる二酸化炭素を数メートル離れた場所でもキャッチすることが可能です。
キャンプやバーベキューではビールをマストアイテムですが、ビールは体内では炭酸ガスとなって呼吸をすると口から出てくるので蚊がよってきます。
②体温の高い人
蚊は温度を感知するセンサーもついており、体温をキャッチすることで寄ってきます。お酒をのんで血流がよくなり体温が高くなるとおのずと寄ってくることが多くなります。
③O型の血液型
これについては詳しいメカニズムは解明されておりませんが、事実様々実験でもO型が一番刺されやすくA型が一番刺されにくいとなっています。
④匂い
蚊は匂いを好む性質があり実際に足の裏を良く刺されることがあります。
蚊に刺されない対処方法
蚊を寄せ付けない方法としては・・・
➀甘い香りの香水などはつけない
先ほども話したとおり蚊は花の蜜などを吸って生活を送っているので花の香りがする香水などはバーベキューに行く時は控えたほうが無難でしょう。
また、柑橘系の匂いを嫌うのでバーベキューなどに行かれる時だけは柑橘系の香水を選ばれるほうがいいと思います。
②暗い色の服は避ける
蚊は暗い色によってきやすい為、なるべく明るい服装で行くのがオススメです。
③飲み過ぎは注意
バーベキューに行ってお酒を控えるのは難しいとは思いますが、参考程度に・・・
対策グッズ
➀蚊取り線香
これは誰もが知っている物ですが、蚊取り線香には蚊が嫌う成分が入っており蚊を寄せ付けなくなります。効果が期待できる範囲は3m程度なのであまり遠くに置かないようにしましょう。
②ヤブ蚊がいなくなるスプレー
これはスプレータイプになっており周囲にスプレーをしておくだけで6~7時間は蚊を寄せ付けなくなります。
③KA・KO・I
ハイテク感が漂うこの商品は30秒に一回薬剤を噴射してくれ3m程度の蚊を寄せ付けません。
肌に塗るタイプもあるのですが、個人的に肌に直接塗るのは好きではないので今回は散布するタイプを紹介しましたので是非参考にしてみてください。