運転 腰痛


皆様はキャンプやバーベキューに行く時にどれくらいの時間を運転されるでしょうか?
近くに施設があればいいのですが、2時間~3時間くらいは運転していくのではないでしょうか・・・
しかし、腰痛キャンパーにはこの『運転』という行為が非常に腰に負担をかけてしまいます。腰が悪い人の中で中腰が悪いと思っている方が多いと思います。もちろん中腰は腰に負担をかけ悪いのは間違いないのですが、座っている姿勢というのもかなり腰には負担をかけてしまいます。さらに長時間同じ姿勢を続けていると血行が悪くなり筋肉も凝り固まってしまいます。
つまり腰痛の原因で大切なのは『悪い姿勢をしない』『長時間同じ姿勢をとらない』ということです。この観点から見ても車の運転というのは腰にはあまりいいものではありません。
ですから長時間のドライブでも腰に負担をかけにくい姿勢や、姿勢を維持しやすいクッションなどをみていきます。

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なぜ座ると腰が痛くなる?


まず腰痛はどこの筋肉がいたくなっているのか?
腰が痛いから腰の筋肉ではないの?・・・それは間違いではありません。しかし腰痛のほとんどは『腸腰筋』と呼ばれる腰の背骨や骨盤の内側~太腿の内側についている筋肉が固くなっています。(この筋肉は股関節を曲げる作用や腰を曲げる作用があります)
重い荷物を繰り返し持ったりすると腸腰筋が凝り固まり筋肉が損傷してしまいます。では座っている時は重い荷物をもつわけでもないのに何故いたくなるのでしょうか?
それは腰を丸めて座っていると股関節が常に曲がっている状態になり腸腰筋が縮んだ状態でいることで負担をかけてしまいます。風船も最初は固くて膨らましづらいですが、何回も膨らましていると柔らかくなってくるように筋肉も動かすことによって柔らかくなります。
筋肉は動くことによって血行を促進する作用もあるため同じ姿勢を取り続けていると血行不良が起こり筋肉が栄養不足になったり老廃物を回収できずに凝り固まってしまいます。実は筋肉は動かされるよりじっとされる方が負担がかかってしまうのです。

体の中には筋肉の伸びを感知するセンサーがついており筋肉が過剰に引っ張られないように監視してくれております。あまり勢いよく引っ張られると、筋肉が切れないように縮めてくれますが筋肉に柔軟性がある状態ではあまりセンサーは反応しません。しかし固い筋肉が伸ばされるとセンサーがすぐに反応してしまい筋肉を縮めてしまい痛みを出してしまいます。
よくある『ぎっくり腰』は腰の筋肉がカチカチで柔軟性がない状態で急に体を動かされた時にセンサーが反応して急激に筋肉を縮めてしまったために起こる『こむら返り』の一種です。
長時間の車の運転では悪い姿勢で同じ筋肉に負担をかけ凝り固まってしまい、固い筋肉を動かす時に痛みがでますがこの状態で急激に動くと体は筋肉が切れると勘違いし筋肉を縮めてしまいぎっくり腰になるので運転後はゆっくりと動かすようにしてください。

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腰痛の対処法と負担の少ない運転姿勢


腰痛の対処方法としてまず言えることは小まめにトイレ休憩などを挟んで10分でもいいので『歩く』ことです。腸腰筋は歩くことによって伸びたり縮んだりして柔らかくなりストレッチにもなるので、なるべく歩くようにしてください。ヘルニア・腰痛である私は毎日1時間のウォーキングは欠かさないくらいです・・・
では姿勢ですが、お洒落なカフェとかにあるフカフカのソファーとかで長時間座った後に立ち上がる時に腰が痛くなった方もいるかと思いますが、柔らかい椅子に座っているとどうしても腰が丸まってしまい腸腰筋に負担がかかり血行も悪くなってしまいます。
つまり運転でも腰を丸めて座らないことです。
シートの奥までしっかりと座り、お臍を軽く突き出すようにして座り、そしてお臍を軽く突き出した状態で股関節が直角ではなく100度くらいの角度にシート起こしてもたれるようにすると腰の負担はかなり軽減されます。
また信号待ちの時に貧乏揺すりをすると腸腰筋が動き、時々足の開く角度(股の開く角度)を広くしたり狭くしたりすることで腸腰筋にかかる負担の場所を変えることになります。

➀こまめに歩く

②お臍を軽く突き出して体を少し倒して座る

③貧乏揺すり・足の開く角度を変える

運転をする時にはこの3つは必ず実践するようにしてください!!!

運転におすすめクッション

極論から話すと人それぞれ合う合わないがありますが、腰痛の方が座っている時に大切なのはお尻の下に敷くクッションよりも腰に当てるクッションです。
ということでオススメのクッションはこれです!!

 

 

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