「跳ね上げたまま閉じられる」。その発想が、キャンプシェルターの常識を変えました。
TOKYO CRAFTSが手掛けた『ウィングフォート(4人用インナーテント付属)』は、快適なツールーム仕様と、自在なレイアウトを両立する先進的なテント。跳ね上げた状態でも閉じられる独自構造や、インナー込みで4人が就寝できる居住性、細部に宿る利便性まで、徹底的に作り込まれています。
本記事では、写真や公式情報をもとに開発秘話・18項目の特徴・実際のレビュー・明確なメリット/デメリットを整理しながら、購入検討者にとって実用的な情報をお届けします。
- スペック
- 開発秘話
- どんな特徴があるのか?
- 設営はこれひとつ。8×8サイトで実感する圧倒的な解放感
- 驚きのコンパクト収納。2ルームが、このサイズ感に!
- 閉じても、景色はそのまま。TPUパネルで広がる快適空間
- リビング空間拡張用シート(オプション)
- ウィングフォート専用フロアマット(開発中)
- 跳ね上げたまま閉じられる、便利な二重構造
- 通気性を確保しつつ目隠し可能
- 完全防水のアウターパネル
- 4人でも10人でも、シーンに応じて使い分け可能!
- 風に強く、ゆとりもある快適空間
- 遮光・遮熱PUコーティング
- 部位ごとに最適な生地を採用し、耐久性と防水性を両立
- 頑丈なアルミ合金ポール
- 信頼の国内テストで実証された耐風性能
- 冬でも安心のスカート装備!
- 家族やグループにちょうどいい、4人用インナーテント付き
- 快適性を追求した、贅沢仕様のインナーテント
- LEDランタン用フック12箇所(インナー時6箇所)
- メリット・デメリットはあるの?
- 使用者レビューはどうなっている?
- 終わりに…
スペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 材質 | フライシート:75Dポリエステルタフタリップストップ(耐水圧2,000mm) 天井:210Dポリエステルオックス 遮光PU(耐水圧5,000mm) メインポール:A7001アルミニウム サブポール:A7001アルミニウム |
| 重量 | 総重量:約22.4kg(幕体:約11kg) |
| サイズ | 組立時:約300×600×H210cm インナー:約275×215×H195cm 収納時:約35×35×70cm |
| 付属品 | メインポール×4、サブポール×2、ペグ(大×16、小×8)、自在付きロープ(長×8、短×8)、ポールケース、ペグケース、収納ケース、取扱説明書 |
| 価格 | 99,000円(税込) |
開発秘話
「跳ね上げたまま閉じられる」シェルターをつくりたかった──開発の裏にあった執念
従来のシェルターでは、跳ね上げた状態では風雨の侵入や寒さの問題が避けられず、「設営の自由さ」と「防風・防雨性能」の両立が難題でした。
TOKYO CRAFTSの開発陣は、パネルをいちいち片付けなくても閉じられる構造を実現するために、数え切れない試作と検証を重ねました。
その結果生まれたのが、2重構造と可動性の高いパネル設計。跳ね上げたままでも全方向をクローズできる構造を実現し、あらゆる気候下でも安心して使える高性能なシェルターが誕生しました。
どんな特徴があるのか?
設営はこれひとつ。8×8サイトで実感する圧倒的な解放感

車と一緒に8m×8m区画サイトに収まる設計。
車を横付けしても収まるサイズ感は魅力的で機能面でもかなりのプラスです。
驚きのコンパクト収納。2ルームが、このサイズ感に!

大型2ルームテントながら、35×35×70cmに収納可能。
総重量は22.4kgと聞くと一見重たく感じますが、これだけのサイズと機能性を備えた大型ギアとしてはむしろ軽量な部類ではないでしょうか。持ち運びやすさと設営時の安定感を両立した、バランスの取れた重量設計です。
閉じても、景色はそのまま。TPUパネルで広がる快適空間

透明で遮断性の高いTPUで視界・快適性を両立。
アウターパネルを閉じても、景色はそのまま。別売りのTPUパネルを装着すれば、透明な壁越しに森の緑や雨粒のゆらぎまで感じられる、まるで自然とひとつになったような時間が生まれます。視界を奪わずに風雨を防ぐこの特殊素材は、ただの“防寒”ではなく、“景色ごと包み込む快適性”を実現。開放感を損なわず、寒さや濡れからはしっかり守る——そんな矛盾を、軽やかに両立させるのがTPUパネルの魅力です。
リビング空間拡張用シート(オプション)

前室に取り付けて土間スペースを快適に拡張可能。
ウィングフォート専用フロアマット(開発中)
専用の床マットを現在開発中、発売予定。
跳ね上げたまま閉じられる、便利な二重構造
跳ね上げたままでも窓の開閉が可能で、就寝時も安心。
就寝前に外へ出て片付ける手間が省け、特に寒い日や雨の日には大きな快適性となります。
通気性を確保しつつ目隠し可能


アウターパネルの角度で通気性と視線遮断を両立。
熱中症や寝苦しさのリスクも高い昨今ですが、人目を気にせず、涼しく快適に過ごせる環境を実現できるのはグッド。
完全防水のアウターパネル

天井と一体化構造で、雨の侵入をシャットアウト。
キャンプでは雨に直面する事も多いので、細かな雨対策はポイントです。
4人でも10人でも、シーンに応じて使い分け可能!

インナーテント装着時は、4人がゆったりくつろげる快適リビング付き空間に。取り外せば、最大10人が集える広々シェルターとして宴会スタイルにも対応。人数や目的に合わせて柔軟に使える設計です。
風に強く、ゆとりもある快適空間

空気抵抗を抑えたシルエットながら、テント中央の天井高は210㎝と、大人が立って移動できる高さをしっかり確保しています。
遮光・遮熱PUコーティング

厚手生地+黒PU加工で直射日光を防ぐ。
部位ごとに最適な生地を採用し、耐久性と防水性を両立

軽量で引き裂きに強い75Dポリエステルタフタリップストップ(耐水圧2,000mm)を使用し、扱いやすさと耐久性を両立。さらに天井部分には、より厚手で高い防水性を持つ210Dポリエステルオックス(耐水圧5,000mm)を採用し、雨の浸み込みをしっかり防ぎます。部位ごとに素材を使い分けることで、快適性と安心感を高いレベルで実現しています。
頑丈なアルミ合金ポール

A7001アルミ採用で軽さと強度を両立。
信頼の国内テストで実証された耐風性能

国内の信頼ある試験機関で風速テストを実施済み。跳ね上げた状態でも最大風速20m/s、すべてを閉じたクローズ状態では最大風速25m/sまで耐えられることが確認されています。突風や悪天候が気になるシーンでも、安心して使用できる高い耐風性を備えています。
冬でも安心のスカート装備!


全周スカートで冷気や虫の侵入を軽減。巻き上げ可能。
家族やグループにちょうどいい、4人用インナーテント付き

付属の吊り下げ式インナーテントを使えば、最大4名まで就寝可能。設営も簡単で、必要なときにサッと取り付けられる手軽さが魅力です。ファミリーや少人数グループにぴったりの快適な寝室空間を確保できます。
快適性を追求した、贅沢仕様のインナーテント

前後2か所に出入り口を備え、使い勝手は抜群。3か所のベンチレーターで通気性も良く、メッシュ・フルクローズ・フルオープンの切り替えに対応しているため、季節や天候に合わせた快適な空間づくりが可能です。さらに、前後の出入り口上部にはLEDランタン用のフックが各1つずつ付属しており、夜間の視認性や室内の快適性も万全です。
LEDランタン用フック12箇所(インナー時6箇所)
屋根に複数のフックあり、照明吊り下げに対応。
インナーテント用の吊り下げフックは合計12箇所あり、インナーテント未使用時はランタンなどを自由に設置可能。インナーテントを取り付けた場合でも、6箇所にランタンを吊るせて、夜の室内も明るく快適に過ごせます。
メリット・デメリットはあるの?
メリット
- 解放感と安心感を両立する跳ね上げ構造
- 通気・遮光・防風をバランスよくカバー
- サイト全体の統一感が出せるデザイン性
- 初心者でも安心のセット内容と組み立てやすさ
- ファミリーやグループにも使える居住スペース
デメリット
- 幕体重量が約11kgあり、女性一人ではやや重い
- 設営サイズが大きく、区画サイトでは配置に注意
- グランドシートが別売りのため追加購入が必要
- 慣れるまで跳ね上げ固定に時間がかかる場合も
- 価格が高めで初期投資としてはややハードルあり
使用者レビューはどうなっている?
- 「跳ね上げたまま閉じられるのがとにかく便利。急な雨でも安心」
- 「インナー付きで広さもちょうどいい。4人で快適に使えた」
- 「LEDフックが多くて夜間も使いやすい。レイアウトが自由」
- 「収納サイズはやや大きいが、持ち運びやすくバランスがいい」
- 「色も形もかっこよくてサイト映えする。設営中に声をかけられる」
終わりに…
TOKYO CRAFTSのウィングフォートは、“跳ね上げたまま閉じられる”という唯一無二の構造で、これまでのキャンプシェルターにない自由度を実現した革新的なテントです。
区画サイトにも対応できるコンパクトさと、インナーあり4人・インナーなし10人という柔軟な使用設計。遮光・防水・通気・拡張性など、細部の完成度も高く、まさに「使い続けたくなる一張」と言えます。
自由と快適を両立したい方に、ウィングフォートは間違いなく選択肢に加えるべき逸品です。



