梅雨のキャンプにオススメ!!! あると便利なテント用『防水スプレー』

休日はキャンプに行く為に前々からキャンプ場を予約し、その日が来るのをワクワクしながら待っていると思います。

しかし、人生は無常・・・

何故かキャンプに行く時に限って雨に降られる事が往々にしてあります。梅雨や雨が多い時期に行くとなればなおさら雨に降られる確率は上がってしまいます。
雨のキャンプも趣があっていいのですが、雨具も必要になってきますしテントの設営や行動範囲も制限されてしまいます。そして、いざテントを撤収しようとしてもテントに雨が染み込んで乾かないうちにかたずける事になってしまいます。テントを濡れたままにしておくとカビや異臭の原因にもなってしまいます。
そんな時にあると便利なアイテムが「テント用 防水スプレー」です。もちろん防水スプレーなので雨が降ってもテントが直ぐに乾くのではなく、水を撥水する事によりテントへの浸水を防ぎ濡れにくくする事で乾きも早くなります。

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なぜテントに防水スプレーが必要なのか?

テントを購入して間もないころはまで撥水・防水効果があり水をはじきテント内への侵入も防いでくれます。これは生地が防水加工されており水か内部に入りにくくなっており更に、生地表面に撥水加工をする事で水を弾いてくれます。

しかしテントは使用しているうちに紫外線や汚れにより撥水機能は衰えていき内部にまで雨水が侵入するというトラブルが起こることもあり、またテント生地自体も水を吸ってしまい乾きにくくもなります。更に量も重くないカビの発生を招いてしまうという3重苦がまっています。そこで市販の定期的に防水スプレーをテントに塗布しメンテナンスをする事で撥水性能を回復させ良い状態を維持する事で乾きやすくまた、テント自体を長持ちさせるというメリットもあります

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撥水と防水の違い・・・耐水圧とは

防水とは、テント内への水を通さないように加工している。
撥水とは、表面に水を弾く成分を加工して水を弾くようにしている。

ざっくりと説明するとこんな感じですが、往々にして防水スプレーとは撥水スプレーの事を指していることが多いです。

よくテントに耐水圧という表記を目にする事があると思いますがこれはテントの生地が水の侵入を防ぐパワーです。
テントはよく耐水圧1,000㎜や2,000㎜などと表記をされておりますが、これは1㎝四方の筒の中に何㎜の高さまで水が溜まってもテント内に水が浸み込んでこないという事です。一般的な雨傘が500㎜程度の耐水圧です。

では、そもそも耐水圧が高いテントを購入していればメンテナンスなんて気にしなくていいのでは・・・と思うのですが、耐水圧は高ければそれだけ雨水の侵入を防いでくれますが、同時に空気の通りも悪くしてしまい内部が蒸れてしまいまうというデメリットがあります。ですから、ある程度の耐水圧のテントを使うのが好ましいですね。

フッ素系とシリコン系の違い


防水スプレーにはフッ素樹脂を主成分にしたものとシリコン樹脂を主成分にした2種類があり細かい粒子にして生地に吹き付けますが、フッ素系は繊維自体にコーティングされ水を撥水し、シリコン系は車にワックスを塗る様なイメージで被膜を作り隙間をなくして水を弾く感じです。
この2つの成分には色々違いがあるのでまとめてみます。

タイトルが入ります。

フッ素系

メリット        デメリット
・撥水力が強い     ・耐久性は低い
・通気性が良好     ・値段が高い
・生地が変色することもある

シリコン系

メリット        デメリット
・耐久性:やや強い   ・撥水力はやや弱い
値段:安い      ・通気性は悪い 

防水スプレーの使用は注意が必要!!


先程も説明しましたが防水スプレーはフッ素系とシリコン系の2種類がありますが、共に細かい粒子にして生地に吹き付けて施行します。この粒子を大量に吸い込み肺に入り込む事で呼吸困難に陥り最悪の場合はなく亡くなることもあります。絶対に風通しがいいところで施行する事が大切です!!
実際に登山前日にお風呂場で防水スプレーを使用して亡くなった事故もあります。防水スプレーでの事故は使用頻度が高くなる梅雨時期にも多くなる傾向があるので本当に注意が必要です。

また、ペットと一緒に生活をしている方も注意です・・・動物も人間同様に防水スプレーを吸い込むことによって同様の事が起こりえます!!!

防水スプレーの使い方


先ずは、購入後すぐや洗ってしっかりと汚れを落としたテントに施行する事で粒子が付着しやすく持ちも長くなります。
そして、スプレーをする時は30㎝程度離して施行することで満遍なく塗布する事ができます。塗布してすぐに効果を発揮するのではなく、前もって全体的に塗布してしっかりと乾かしてからでないと十分な効果は発揮されません

変色の原因にもなるので初めは目立たない所で試す方が良い。

オススメの防水スプレー

ロゴス(LOGOS)
やっぱりテントに使う防水スプレーですからアウトドアブランドから発売されている物が間違いないと思います。
大型のテントでは1本では足りない可能性が高く2本用意する事をオススメします。
耐久力としては3~4回程度の雨で効果は薄れてくる様子です。

ロックタイト(LOCTITE)
これは2本セットの物になりますが1本の価格でみたら先程のロゴス製の物より値段が安くコストパフォーマンス優れています。
もしテントに使用することがなくても傘や靴等と多岐にわたって使用できるので気軽に使用するならオススメです。

キャプテンスタッグ
キャプテンスタッグはお手頃価格でアウトドア用品を販売している会社で、コストパフォーマンスに優れた1本になっていると思います。

テント撥水サービスもお得?

自分でテントを洗って防水加工するのはなかなか面倒くさいものです。
しかし、世の中には便利なサービスがありテントのクリーニングから様々な加工をしてくれる会社があります。やはり個人でやるよりもプロにしていただくと仕上がりは格別ですがお金は少々かかってしまいます。ですから、毎回頼むのではなく時々しっかりとプロに任せてやってもらうだけでもテントの耐久性は上がると思います。

✱テントクリーニング研究所

✱そらのした

終わりに・・・

色々と悩まれて買ったテントだと思います。そんなテントを末永く大切に使うためには日頃のお手入れが絶対に大切です。
更に、防水スプレーをすることにより水や汚れを弾きテントの乾きを促進しキャンプ撤収時の労力が軽減するので是非やっておくことをオススメします。

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