テント ヴィガス


腰痛だけどキャンプには行きたい・・・いざキャンプに行って無理をして腰痛が悪化したらどうしよう・・・などなど、腰痛を抱える方にとっては人にはわからない様々な葛藤があるのです。ほんとにこんな事で腰痛が悪化するのかと他人は思うようなことでも腰痛持ちの方は簡単に腰痛が悪化してしまいます。
私も重度の腰痛です。なので腰痛に対するリスクは極力軽減したキャンプライフを送っておりますがテント選びなどはかなり頭を悩ませた1つです。そんな腰痛の私が選んだテントが『小川キャンパル ヴィガス』です。すべての腰痛の方に当てはまることはないかと思いますが少しでも参考にしてみて下さい。

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スペック

使用サイズ:長さ356㎝×幅258㎝×高さ192㎝
収納サイズ:70㎝×30㎝×26㎝

重量:9㎏(フライ4.4㎏・インナーテント1.7㎏・ポール2.9㎏)

素材:フライ・ポリエステル75d(耐水圧1800mm)
   インナーテント:ポリエステル68d

グランドシートが付属されていないので別途で購入する事をオススメします。

特徴


ヴィガスの特徴はコンパクトなテントでありながらリビングスペースを備える2ルームテントであるということです。このサイズ感でリビングスペースがしっかりと確保されているテントが意外にも少ないです。さらに、リビングスペースの高さが192㎝もあるということです。キャンプに行くと荷物を降ろしたり、テントを設営したり・・・腰に負担をかける作業が多いです。さらにテント内でもリビングスペースで作業をしたり、くつろいでいる時もチョコチョコ動いていると前屈みになることが多いですが腰痛持ちにはこれが意外に辛いです。ですがヴィガスはリビングスペースの全高が192㎝あるので大人が屈むことなく作業ができる高さになっており腰痛持ちには大変助かります。

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使用人数は?

2~3人で使用となっていますが、カップルや小さいお子様がいらっしゃる夫婦での使用が限界かと思います。個人的には夫婦で使用しておりますがソロキャンプテントとしても持ち運びにも困ることはなく設営も一人ででき贅沢なソロキャンプテントでもあると思います。実際にソロキャンプでこのテントを使われている方も多いようです。

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価格は?

(税込み)71500円 タイミングが合えばネットショッピングなどでは65000円程度での購入も可能です。

メリット

高さがある

もう少し大きい2ルームテントでならば話は別ですがこのサイズの2ルームテントで高さ192㎝あるのはなかなかないと思います。キャンプに行った時にリビングスペースで作業することが非常に多く、腰痛の方ならわかるとは思いますが自由が少ない空間でさらに前屈みになるような体勢で洋服を着替えたり靴を履き替えたりは大変にNG作業です。しかしヴィガスは高さが192㎝とゆとりがありそのデメリットは大きく軽減されます。テントの中で屈まずに立てるというのは本当に腰痛には助かります!

絶妙なサイズ

2ルームテントは確かに快適で便利ですが、多くの2ルームテントはサイズが大きく重量も重くなり設営も1人では難しい事が多いです。しかしヴィガスはリビングルームをしっかりと確保した2ルームテントでありながら絶妙な大きさで重量も軽いです。もちろん1人での設営も慣れれば何の問題もなく出来ます。

前室が広い

キャンプをする時に非常に残念なのがです。寝室のみのテントであればタープの設営が必須になり少し面倒になってきます。しかしヴィガスはリビングルームである前室を広く確保(横258㎝×奥行195㎝×高さ最大192㎝)しており雨天のキャンプでも2人程度であれば問題なく過ごせます。さらに正面入口の扉をポール2本で立ち上げるとタープの代わりにもなります。もちろんヴィガスは全体のサイズがコンパクトではあるのであまり荷物がある状況では不向きです。

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通気性がいい

リビングスペースの前室だけでも5箇所のメッシュが装備され、テントの後方は上部に少しメッシュがありますが大きく開放すことが出来るメインの扉にはメッシュは搭載されておらず、インナーテントにのみ大きくメッシュが確保されております。

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設営が簡単

テントの設営に使われるポールは4本になっておりとても簡単に設営できます。テントが新しい内はポールが上手く馴染んでいないのもありアシストクリップ(テントの4隅についているポールに差し込むクリップ)をはめ込むときにやや苦労します。
さらに、インナーテントを付けたまま収納が可能であり設営時には大変時短になります。

テント内からのロケーションが抜群

高さも横幅もありさらに入口も広く開放できるためテント内から眺める景色が物凄く良いです。テントの設営の際にはテント内から眺めることも考えて向きを決める事をオススメします。

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デメリット

後方はメッシュがない

これば少し残念でならない点ですがテント本体の後方は大きく開くことが出来るのですがメッシュが搭載されていません。インナーテントには搭載されているのですが使わないかたには後方を大きく開放してしまうと虫などが入ってくる恐れがあります。

前室にランタンフックがない

これも残念でならないのですが前室の天井にはランタンを引っ掛けておくランタンフックがありません。

設営方法

前置きですがゴム手袋があるとアシストクリップをボールにはめる時に助かるので持って行った方がいいです。

テントを広げる
テントを綺麗にひろげていきます。ぐちゃぐちゃに広げてしまうとポールをスリーブに通す時に手間取ってしまいます。

同じ長さの2本のポールをスリーブに入れる
同じ長さの2本のポールを四隅にあるスリーブに通していきますが、ある程度ポールを入れた後に引っ張ろうとせず最後まで押し込んで入れていって下さい。

テントを立ち上げる
アシストクリップをポールにはめ込んでいくのですが、先ずは前室側の2つをはめ込みます。そして、後ろは左後ろ(テントを前から見た時・テント上部でポールがクロスしていますが、上になるポール)のアシストクリップを先にはめ込みます。最後にポールがクロスしているところを持ちあげながら下になる方のポールを押し込んでいくとテントが立ち上がるので最後のアシストクリップをはめ込みます。アシストクリップをはめ込む時は最初に前室の2つをペグダウンしてから後ろをやるとやり易いと思います。

入口にポールを通す
先端が赤いポールを入口上部のスリーブに通しテントの前の方にあるアシストクリップをいれると入口がビシッと立ち上がります。

ひさし用のポールを通す
テントの真ん中上部にひさし用のスリーブがあるのでポールを通していき、ピンに固定すると完成です。
後はペグダウンをしてしっかりと固定しましょう。

 終わりに・・・

ヴィガスは夫婦やカップルで行くには丁度いい2ルームテントであり、ソロでも何の問題もなく使えます。ありそうでなかったサイズ感であり本当に便利です。また、前室の高さといい設営の楽さや重量など腰痛には助かることも多いです。

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